人気俳優・佐々木蔵之介さんの実家が、京都にある老舗の酒造であることはよく知られています。今回は、佐々木蔵之介さんのご実家「佐々木酒造」の詳細や、跡を継いだ弟の佐々木晃さん、そしてご両親について、詳しくご紹介します。

関連記事:窪塚愛流の二人の母:実母・のんちゃん&育ての母との絆を徹底解説

関連記事:荒木彩花の両親の職業は?兄弟姉妹や実家についても徹底調査!

関連記事:石橋静河の親は石橋凌と原田美枝子!親子エピソードや兄弟、華麗なる家族構成を徹底解説

佐々木蔵之介さんのプロフィールと実家

佐々木蔵之介さんは、1968年2月4日生まれの俳優です。数々のドラマや映画、舞台で活躍されており、その確かな演技力と温かい人柄で多くのファンを魅了しています。そんな佐々木さんの実家は、京都市上京区に位置する「佐々木酒造」という歴史ある酒造です。

実家は創業明治26年の「佐々木酒造」

佐々木酒造は、明治26年(1893年)に創業された、京都の洛中エリアで唯一現存する酒蔵です。洛中とは、かつての平安京があった場所、現在の京都市街中心部を指します。豊臣秀吉の邸宅「聚楽第(じゅらくだい)」があったとされる場所に蔵があり、代表銘柄の一つ「聚楽第」の名前の由来となっています。

室町時代には洛中に300軒以上もの酒蔵があったとされますが、時代の流れとともに減少し、現在では佐々木酒造のみとなりました。古くからの京都の中心地で、伝統的な製法を守りながら酒造りを続けている、由緒ある酒蔵なのです。

跡継ぎは弟の佐々木晃さん!

佐々木蔵之介さんには、お兄さんと弟さんがいらっしゃいます。本来、家業を継ぐ予定だったのは蔵之介さんでしたが、俳優の道を選んだため、現在は弟の佐々木晃(ささき あきら)さんが4代目として佐々木酒造を切り盛りしています。

兄に代わって家業を継ぐ

晃さんは、兄である蔵之介さんが俳優として活躍する一方で、25歳という若さで家業を継ぐことを決意しました。新しい酵母の開発や、様々な企業とのコラボレーション商品の開発など、時代のニーズに合わせた新しい取り組みにも積極的に挑戦されています。

晃さんが手がける佐々木酒造の日本酒

晃さんの下で造られる佐々木酒造の日本酒は、伝統を守りながらも革新的な試みがなされています。仕込み水には、千利休が茶の湯にも使ったとされる名水「銀明水(ぎんめいすい)」を使用し、洛中に伝わる手造りの技法で丁寧に醸されています。

主力銘柄である「聚楽第」をはじめ、「古都」や「まるたけえびす」など、様々な種類の日本酒を製造・販売しており、国内外で高い評価を得ています。特に「古都」は、ノーベル文学賞作家である川端康成が「この酒の風味こそ京都の味」と絶賛し、自身の著作『古都』の題字を揮毫したことでも知られています。

佐々木蔵之介さんのご両親(父・母)

佐々木蔵之介さんのご両親についても触れていきましょう。お父様の佐々木勝也(ささき かつや)さんは、佐々木酒造の3代目当主でした。

厳格だった父・佐々木勝也さん

2016年に亡くなられた勝也さんは、非常に厳格な方だったと言われています。蔵之介さんが俳優の道に進むことを当初は反対されていたそうですが、後にその活躍を認め、応援するようになったとのことです。蔵之介さんが告別式で読んだ弔辞には、父への深い感謝と尊敬の念が込められていました。

家族を支える母

お母様については、公の情報は多くありませんが、勝也さんと共に佐々木酒造を支え、息子たちの成長を見守ってきたことでしょう。蔵之介さんの人柄の良さや、弟の晃さんが家業に真摯に取り組む姿勢には、ご両親の温かい愛情が深く影響していると考えられます。

佐々木酒造の歴史と特徴

改めて、佐々木酒造の歴史と特徴をまとめます。

洛中で唯一残る酒蔵

佐々木酒造は、京都市の中心部である洛中で唯一現存する酒蔵です。かつては多くの酒蔵が軒を連ねていましたが、時代の変遷とともに数を減らし、今では佐々木酒造だけがその伝統を守り続けています。

こだわりの酒造り

佐々木酒造では、創業以来、手造りの製法にこだわり、良質な米と名水「銀明水」を使用して、丁寧に酒造りを行っています。ろ過や脱色などの処理を極力控え、米本来の旨味を最大限に引き出すことを追求しています。その高い技術力は、全国新酒鑑評会で何度も金賞を受賞するほどです。

代表銘柄「聚楽第」

佐々木酒造の代表銘柄である「聚楽第」は、豊臣秀吉が築いた聚楽第の跡地に蔵があることに由来します。良質な米と銀明水で仕込まれた「聚楽第」は、芳醇な香りと深みのある味わいが特徴で、長年にわたり多くの人に愛されています。

まとめ:佐々木蔵之介さんと佐々木酒造の絆

佐々木蔵之介さんの実家である佐々木酒造は、京都の歴史と伝統を受け継ぐ老舗の酒蔵です。跡を継いだ弟の佐々木晃さんのもと、伝統を守りながらも新しい挑戦を続ける佐々木酒造と、俳優として活躍する佐々木蔵之介さん。